2025年7月と少し古い話になってしまいますが、2026年1月からスタートしたマカダミアナッツのハワイ産表示義務や2026年7月に施行されるアヒのハワイ産表示義務が決まっていることなど、ハワイ産ブランドの確立をと地元産業の保護を急いでるようなので知っている範囲でハワイ産ブランドについて触れていきたいと思います。
ハワイの伝統的なハーブティーとして知られるMāmaki Tea(ママキ茶)。カフェインフリーで3つの強い抗酸化成分(Catechins、Chlorogenic acid、Rutin)を持つことで健康志向の人に大変人気。ハワイ旅行のお土産としても一味違うものとしてとても喜ばれるのではないでしょうか。ママキはハワイ諸島特有の固有種でカウアイ島からハワイ島までハワイ諸島全域に分布。標高400フィート6000フィートで繁茂するとのことです。
私の場合、個人的な感覚だと販売価格が高いので普段使いできる感はなくお土産やギフトとして誰かに渡すことが多いです。一時期は煎茶を日本から取り寄せたり、高い烏龍茶や紅茶、ハーブティーやママキ茶など色々買ったり集めたりして飲んできましたが最近では、自宅に訪問者も来ないしもっぱら愛飲しているのはハワイでも比較的安く手に入る番茶で、コストダウンを図っています。
ハワイブランドとして価値のあるママキ茶ですが、市場的にはニッチなため近年、需要が急上昇している一方で、他地域産の原料を混ぜたものや、誤解を招くラベル表示の商品が増える懸念が生じてきました。そこで州政府は、「ハワイ産ママキ」のブランド価値と品質を保護するために、このAct242を制定しました。
Act242(ママキ茶に関する法案)概要
ママキの定義
学名:Pipturus albidus
特徴:ハワイ諸島のみに自生する固有種
分布域:標高400フィートから6,000フィートのハワイ諸島
ラベル表示の厳格な制限
今後以下の条件を満たさない限り、パッケージに「ハワイ産」を連想させる表示をすることは一切禁止。
100%ルール:原料(茶葉、乾燥葉)の100%がハワイ州内で栽培、収穫、乾燥させたものでなければならない。
禁止語句:100%未満の場合、「Māmaki 」、「Hawaii」、「Hawaiian」及びその類似語の使用禁止。
デザイン制限:ハワイを連想させる画像、地名、モチーフの使用禁止。
流通と法執行の強化
非消費者向けパッケージ:卸売や州外出荷用の大きなパッケージにも「Hawaii-grown māmaki tea」の表記を義務付け
証明義務:販売者は当局から求められた際、ハワイ産であることを示す文書を提示しなければならない。
監視体制:約65000ドルの予算を投じ、専任の検査官を1名配置。
罰則:違反者には罰金や差止め請求(販売停止措置など)が適用される。
施行スケジュール
法律承認日:2025年6月27日
施行日:2025年7月1日(既に施行されています)
消費者が「本物」を選ぶためのポイント
今後、私たちがママキ茶を購入する際は、ラベルをチェックすることで、それが正真正銘のハワイ産であるかどうかを簡単に見極めることができます。
100%Hawaii-grown māmaki teaの表記があるかどうか?
ハワイ産の認証マークがあるかどうか?
がポイントとなりますので購入を予定されている方はチェックしてみましょう。
今回の施行に関して感じること
地域産のものをブレンドして販売することによりハワイ産と表記できないことに対して一部の生産者や農家は法案審議中に懸念を表明していたようです。
しかし、消費者目線としては100%ママキ茶のリーフやバッグの方がいいのではないでしょうか?ハーブティー好きなら体調や気分に合わせて自分でブレンドしたいはずで、既にブレンドされているものはお土産やギフト用などと購入用途を分けると思います。そのため100%の表示義務は購入時の信頼性の向上に寄与し販売促進につなげられる要素は十分あると考えられ、現在需要が上昇中のママキの市場規模拡大とハワイ産ブランドの確立が可能となります。
【免責事項】
本記事は、ハワイ州法 Act 242 (H.B. NO. 496) の原文および公的機関の情報を基に作成した個人の解説記事です。情報の正確性には細心の注意を払っておりますが、法律の解釈や運用は変更される場合があり、その正確性や完全性を保証するものではありません。
本記事の情報に基づいた判断や行動によって生じたいかなる損害についても、筆者は一切の責任を負いかねます。ビジネスや法的な判断の際は、必ずハワイ州当局の公式サイトを確認するか、専門家へご相談ください
参考引用元(一次資料)
ハワイ州農務局(HDOA): ママキ茶の新しい表示法について
ハワイ州議会公式HP: HB496 (Act 242) 法案
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